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ドレスデンの旧市街

皆さま、こんばんは。

ここ最近の広島は雨が降ったり止んだり。
空が明るくなってきたかと思うと、その後すぐに雨が降り出す始末・・・。
これだと明日の休みも自転車に乗られないんだろうなぁ~。


さて、気を取り直してドレスデンの旧市街を歩いたときのお話を。
ドレスデンの旧市街はボクたちが宿泊したホテルからも歩いて行けます。
グルッと回って1時間半くらいで説明を受けた歴史的な建造物を回ることができるので、毎朝5時ごろから朝の散歩を兼ねて写真を撮りに出かけていました。

ドレスデンの朝は7月下旬でも半袖ポロシャツではちょっと寒いくらい。
薄手のパーカーを持って行ってたのでそれを着た朝もありました。
旧市街に行くのに必ず朝の挨拶を交わすのがこの方。
視線の先はポーランド

そう彼の有名なアウグスト1世です。黄金の像の向く先はポーランド。
アウグスト王はザクセンの王様でもありましたが、同時にポーランドの王様でもありました。
このポーランドの王様になるためにプロテスタントだったのを改宗してカトリックに改めたというから驚きですよね。
なぜならこのザクセンは宗教改革を進めプロテスタント教会の源流を作ったマルティン・ルターを庇護していた国でもありました。そしてこのルターの生まれた村はザクセン地方の小さな村であったそうです。
それを踏みつけてまで改宗してポーランドの王になりたかった王様とはどんな人だったのでしょうか?
ちょっと彼が作った色々な歴史建造物を見て回りたいと思います。


このアウグスト1世は芸術と建築を庇護し、ドレスデンをヨーロッパ中から芸術家や音楽家を宮廷に招聘し、ドレスデンを主要な文化的中心地に変えました。

また優れた芸術作品の蒐集家で、中国や日本の有田焼などの陶磁器を好み、マイセンで王立ザクセン磁器工場を設立し今日のマイセンが誕生しました。

また、アウグスト1世は歴代のザクセン選帝侯が集めてきた数々のコレクションを一つにまとめた後、体系的に整理させたのも彼でした。多くのコレクションの中には時計をはじめとする科学計測器機もあり、その多くはツヴィンガー宮殿内の数学物理博物館に展示してあります。

ではそのツヴィンガー宮殿をご紹介します。
ツヴィンガー宮殿
1710年から1732年かけて増改築を繰り返して作られた祭典用の場所でした。 18世紀、バロック様式の傑作と呼び名が高くヨーロッパでも大変有名な場所でもあります。

現在この宮殿は初期のマイセンや中国や日本の有田の陶磁器の博物館となっています。
18世紀当時は現在とは違い陶磁器は宝石以上の価値がありました。そのためヨーロッパの王侯貴族は海外の高価な磁器を競ってコレクションしていたそうです。
もちろんアウグスト1世もその一人で、彼の場合はマイセンの地で陶磁器を作りここから西洋磁器の歴史が幕を開けたのです。

そんな磁器の博物館に相応しいのがこの時計。
マイセン製の文字盤とベル
この写真クリックしていただくと大きな写真が表示されますが、文字盤の3時位置と9時位置に2本のサーベルが見えると思いますがこれがマイセンのマークです。
なんとこの文字盤と周りのベルはマイセンで作られたもので、これはアウグスト1世の統治時代ではないですが1936年にこの場に設置されました。
このベルは15分ごとに鳴ります。きっとアウグスト1世が生きていたらマイセンのベルの音を喜ばれたでしょうね。

立派な庭園をグルッと囲む様に宮殿は建っているのですが、ひときわ目立つのがこちら。
王冠の門
「王冠の門」と呼ばれています。この門は先ほどのマイセン時計に背を向けると左手側に見えます。
これはアウグスト1世がザクセンとポーランドの王様だったために建てられたそうです。

そして工事中で白いシートが掛かっている場所から先が科学計測器機や時計のコレクションを展示する「数学物理博物館」があります。
この数学物理博物館にはグートケスやアドルフ・ランゲの作ったものも含まれています。ちなみに工事中にコレクションはどうしているかと言うと、スポンサーのA.ランゲ&ゾーネの展示コーナーに並んでいます。

さて、最後にご紹介するのはアルテ・マイスター絵画館。
後ほど出てくるゼンパーオペラ座を建てたゴットフリード・ゼンパーが周りの建物(バロック様式)に合わせて19世紀に入ってから建てられました。
アルテマイスター絵画館
周りの建物と調和をとり建てられました。
ここではラファエロやルーベンス、フェルメールなどの絵画が集められています。

そしてこちらのツヴィンガー宮殿をはじめ周りの歴史的建造物の多くに見られる特徴として石造りの建築となっています。
サガン
その多くはこの写真の様に真っ黒の石とピンク味がかった白い石が使われています。

これはチェコとザクセンのドイツ側で採れる「サガン」という鉱石で、この石の中には鉄分を多く含んでいるために、雨や風にさらされると約80年経つと酸化して真っ黒になってしまいます。
長い年月で弱ってきた石は取り外されて、同じ鉱石のサガンを使って修復されます。

アルテマイスター絵画館のアーケードから外に出るとそこにはゼンパーオペラ座やドレスデン城、宮廷教会が見えてくるのですが、それはまた次回の投稿でご案内いたしますね。

このたびも最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。

金座街店 中田
  1. 2011/08/23(火) 22:50:59|
  2. A.ランゲ&ゾーネ
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  4. | コメント:0

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創業1873年(明治6年)時計・宝石の専門店。
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